―月の光―

パネル画集

 私はずっと自分がダメな人間だと思っていました。自分からは人と話せないし,人の中に入っていくこともできませんでした。特に学校に行けなくなってからは、自分の全てがダメだと思っていました。家に引きこもっていた時は、1日中、暗い部屋の中で机とタンスの間に座って泣いていました。その時は本当に死にたいと思っていました。聖母に来るようになって、いやだったけど、いろいろ体験していくうちに2年くらいたって、「自分もできることもあるやん」と思えるようになりました。その時「もう死なんでもいい」と思えました。自分の全てを否定して、悲しいを通り越して死にたいと思っていた時の気持ちは、誰もわかってくれんだろうなと思うけど、わかってもらわんでいいと思っているわけではなくて、誰かにわかってもらいたいと思い続けていたのだと思います。今、やっと、生きていこうと少し思えます。

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