2016年度

パネル画集

― 言葉の暴力 ―
今年のパネルは苦しみの中でも真剣に生きている姿を描きました。後ろの背景は苦しんでいる時に思った感情を言葉にし、その言葉をぐちゃぐちゃに描いて心の状況を表しました。不登校になってから周りの人たちや社会に責められて傷つきました。そして何より、自分が一番自分自身を責めて傷つきました。その時に様々な感情が湧いてきました。他の人たちとは違って、学校に通っていない事への劣等感やいじめられた事への憎しみ、人に分かってもらえない事への悲しみ、変わりたくても変われない自分への怒り、未来への不安など、他にも言葉では表せない程、沢山の事を思いました。そして、どうしたら良いのか分からないぐちゃぐちゃした感覚に襲われました。その状態を背景で表しました。近くで見ると色々な言葉が書いてあるので見てください。
そして、真ん中の人はうずくまって苦しんでいる状態から顔を上げて上を向いています。これは、この感情たちを持って、不登校として真剣に生きている姿を表しました。周りの光は正直な自分と向き合ってやっと出てきた希望を表しています。

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