―本当の自分―

パネル画集

「私が聖母で学んだこと」
<スポーツ・フェスタ 2004 生徒メッセージから>

 私は、聖母に来てから今まで気付かなかった自分に気付きました。これまでの自分に気付いたというのも、聖母に来ていなかったらわからなかったと思います。自分が不登校だということや、それまで人に関心を持っていなくて自分にも関心を持たなくて、自分の本当の気持ちなんて気付くこともなく人に流されるままになっていたとかすべて聖母に来てから気付いたことです。
「自分を見つめる」。すごく難しいと思ったし、簡単なことではないと思います。でも、私は自分を見つめるということをしてきて自分に正直になって本当の自分を出すという、今回のスポーツフェスタのテーマにもなっているこのところが今一番聖母で学んだことについて書きたいところです。もちろん聖母で学んで気付いたことは、全部自分にとって良いことだと思います。
 それまでの自分は、本当の気持ちを見ずに人に言われたらやるという感じでした。自分の中では、しんどい、無理だなぁと思っていても、人に言われたら動いてしまっていました。
 それは、今思うととても無理なことをしていたなぁと思います。自分に正直になって本当の自分を出すというのはこれっぽっちもない頃でした。でも、その時はそれがいいんだ、大人にいわれたことをやっていれば大丈夫だと思っていたので、頑張ってやろうとしていました。
でも、うまくいきませんでした。
 小学校4年の時、学校に行けなくなった時のことをよく覚えています。自分から人に積極的に話しかける方ではない私はいつも声をかけてもらっていました。だんだん友達も忙しくなり、私にばかり話していられなくなりました。教室で本当に1人、ぽつんと1人でいることが多くなりました。その時、本当に教室にいてもどこにいるのか分からないぐらい苦しくなりました。それで、もう行かなくなりました。それからは、家にいても気持ちが休まる間もなく苦しくて苦しくてたまりませんでした。そして、人も自分も見ないようにして、たった一人で自分だけの中にいました。苦しいだけでした。その苦しさから救われたのが聖母での学校生活でした。本当に生きかえりました。
 今、友達といるのがとても楽しいです。H中学校へも行きやすくなりました。進学をめざして頑張ります。
 今日はありがとうございました。

「開会の言葉」

 今日はスポーツフェスタに来てくださって、ありがとうございます。私たちは聖母で「自分をみつめる」ということを学んできました。私は「今の自分を認める」ということが、本当にいやで、できませんでした。いつでも、不登校になっていなかったらよかったのに、とばかり思って、いやなことから逃げてばかりいたと思います。今も、
・同年代の人の中に安心していれない所
・みんなは私のことがきらいだとか、私なんか居なければいいと思って、心のかべを作って、人の行動や気持ちを素直に受け取ることができない
・人を信じれないこと
など、いろいろあります。去年から努力してきて、少しずつですが、飾らない自分・本当の自分が出せるようになってきたと思います。これからも聖母で学び、がんばりたいと思います。
 今日、半日、一緒に楽しんでください。

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